否定すればするほど不信感が増してくるのだが・・・ | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

法律的には何の問題もない、などと開き直っていると、多分傷が大きくなる。

さすがの菅さんもこのピンチから抜け出すのは容易ではない。

表舞台には出ないはずの人がどんどん表舞台に引っ張り出されて、普段は滅多に見せないような顔を見せるようになっている。
裏方に徹していればまず最強の裏方と評価されるだろうが、裏方に徹するはずの人が表舞台に登場するようになると、案外に不格好だ。
何だか変調を来しているようである。

小池潰しの先頭に立っているような印象が出てきた辺りから、おかしくなっている。

特に菅さんが失態を犯したというわけではないだろうが、菅さんの発する言葉がどこか虚ろで説得力に欠けるところがある。

ああ、何か隠しているな。
本当のことは、絶対に言わないつもりだな。

そういう印象が残る。

正直でも誠実でもないと思われてしまうと、もはや誰もその人の話を聞かなくなるものである。

本当のことを言え、などと責め立てられても、菅さんのような立場にいる人は絶対に本当のことは言わないはずだから、本当のことを正直に言え、などといくら責め立ててもまともな答えが返ってくるはずもないことは皆、承知している。
どんなにきつく攻め立てられても、適当にはぐらかしたり、誤魔化してしまうのだろう。

多分、答えが返って来ないので聞いている方が辟易するほどに、最後まで頑強に口を噤むはずである。
残るのは、筆舌に尽くせないほどの大きな不信感である。

菅さんは、まさに今、そういう窮地に追い込まれるつある。
多分、これ以上小池叩きの先頭に立つことは出来なくなるのではないか。

加計学園問題は、森友学園問題より遥かに深刻な問題のように映る。

私の目には、黄信号が点滅しているように見える。
朝日のフェイクニュースだ、などと一蹴できるような問題ではなさそうである。