世界の警察官であることは否定したが、怒らせてはいけない国であることを行動で示したアメリカ | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

これからはアメリカのトランプ大統領をわざわざ挑発するような国は出てこないだろうと思う。

アメリカが世界の警察官の役割を放棄したということは分かってはいたが、アメリカは依然としてアメリカ流の正義の執行官だということが、この度のアメリカのシリア空軍基地に対する巡航ミサイル攻撃で如実に証明された。

アメリカの正義に反する国に対しては、国連決議や議会の承認なくしても果断に制裁措置を講じる、というのだから、アメリカとの戦争を覚悟しない限りはトランプ大統領に面と向かって逆らうようなことは出来ない。

やると言ったら、必ずやる。
その意志と力を世界中の人に見せつけた、ということだろう。

ロシアや中国がどういう態度をとるか。
フランスとイギリスがどういう態度をとるか。

ロシアと中国がアメリカの今回のシリア攻撃を黙って受け容れれば、これからの世界はトランプ大統領の言うがままに動くことになる。

第三次世界大戦を誘発しかねない暴挙のようにも見えるが、世界の国々をアメリカの事実上の差配下に置こうとトランプ大統領が考えていたのだとしたら、トランプ大統領にとって最善の一手だった、ということになるのだろう。

北朝鮮の暴発を防がなければならないわが国としては、トランプ大統領の決断を支持せざるを得ない。

さて、北朝鮮はどう反応するだろうか。
中国はどう反応するだろうか。