共謀罪法案の審議を先行させたら、問題のない法案まで吹っ飛んでしまうだろう | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

自民党の国対は、自分たちの舵取りが上手く行っていないことを自覚されるべきだろう。

安倍総理や官邸がいくら先を急いでも、ここは、国対の人が、国会の方は私たちに任せておいて欲しい、共謀罪法案を先行させたら与野党間で対決法案にならないで済みそうな重要法案まで流れてしまう、と安倍総理を抑えるべきだと思う。

今の段階で対立を先鋭化させることには、何のメリットもないはずである。

この通常国会で成立させなくてもいい、今は政府としての成案を得ただけで十分だ、大事な法案だから、国民の大多数の人が納得してくれるように丁寧に審議してもらいたい、と腹を括ればいいだけのことである。

3国会ぐらいかけて大方の国民に納得してもらえるような法案にブラッシュアップしていく、と決めておけばいい。
如何にも公明党に譲ったような形になるだろうが、本当に共謀罪法案を成立させ、機能させるつもりだったら慌てないことである。

最近の安倍総理は、肩に力が入り過ぎ、言わなくてもいいことまで口走ってしまうようなところがある。
国対の役割は、慌て過ぎの感がある総理に何かしらのブレーキを掛けることにあると思うのだが・・・。

まあ、慌て過ぎてトンデモナイ失敗をしても、直接には私には何の関係もないのだが。