真実が顕われることを恐れない | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

自民党の危機対応の仕方が拙劣過ぎないか、としきりに自民党下げの議論を展開される方がおられる。

適切な危機対応のあり方を説かれるのであれば参考にさせていただかなければならないと思うものの、自民党の危機対応能力が低いと批判されるだけで、危機対応の本来のあり方について説かれるところが少なく、読んでみてジワーッと違和感が拡がるだけなのが残念だ。
なるほど、そういう見方をされる方もおられるんですね、という感想は抱くが、別に目から鱗が落ちるような思いになることはなく、反って反撥したくなってしまうから不思議なものだ。

如何にも自民党に親切にアドバイスするような外観を呈しているが、その実は自民党がやっていることを腐すだけの論稿だな、と思わざるを得ない。

論者がかねてから自民党に対して批判的なスタンスを取っていることが分かっているからなのだろうが、如何に論理的に精緻であっても、このままでは肝腎の自民党の執行部には伝わらないだろう。
いつもの人がまた批判しているよ、ぐらいに終わってしまうだろう。

どうも小手先の危機対処策を聞かされているようで、まったく腹に落ちない。

小手先の危機対処策などで現在の事態を打開しようなどというのは姑息過ぎませんかね、と申し上げたいところだ。

真実の解明を恐れるな。
本当のことをそのまま開示すればいいじゃないか。
もし間違っていたところが明らかになったのなら、素直にゴメンナサイと謝って、その責任を取ればいいじゃないか。
臭い物に蓋をするような知恵は、無用である。
「自民党は、真実が顕われることを一切恐れない。」

まあ、そこまで言い切っていいのかどうか分からないところがあるが、私がいた頃の自民党にはそういうところがあった。

基本的には、今の自民党もそうだろうと信じている。