それでもガンバレ蓮舫、怯むな蓮舫、踏ん張れ蓮舫!! | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

なんでこんなに追い詰められてしまったのか、と蓮舫さんが気の毒になってきた。

民進党の支持率が一桁台だということはよく分かっていたが、それにしても民進党に対する国民の期待度がここまで落ちてしまうのは意想外であった。
民進党の皆さんにも何とか頑張ってもらいたいと願ってきたのだが、どうも今のまま行くと民進党が空中分解してしまうような気がしてならない。

労働組合の一部の人は既に民進党に見切りをつけてしまったような印象すらある。

これは辛いだろうな、と思うが、どうも起死回生の一手は今のところなさそうである。

内部分裂を際立たせるようなことはするな、という声が中から上がってきているようだが、中がガタガタしていればどう取り繕っても表に現れてくるものだ。
辛いだろうが、ここは開き直って荒療治を考えた方がいい。

電力系の労働組合は反発するだろうが、蓮舫さんも野田さんも右顧左眄しないで、30年脱原発に徹してしまうことだ。
自民党に対抗するにはそのくらいの選択肢しかない。
小泉さんの言うとおりだと思う。

民進党が本当の対立軸を示さないから、結局は多くの国民は政権与党である自民党を選んでしまう。
皇室典範の改正にいくら拘っていても、その程度では民進党を支持する人が増えるとは思えない。
まあ、正論は正論なんだがなあ、という程度で終わってしまう話である。

しかし、脱原発という話になると国民の受け取り方はガラッと変わってくる。
もし、それが本当に可能なら一日も早く脱原発に動いて欲しい、というのが大方の国民の願いである。

現実には難しい話だろうな、ということで多くの国民は諦めているだけだ、ということを理解して欲しい。
現に、私がそうだ。

どう考えても、原発推進で日本がやっていけるわけがない。
今の状況では脱原発に切り替えるのは難しいですよ、と繰り返し繰り返し言われているから、そうかなあ、と思って自分の内心の願いに無理に蓋をしているだけで、どなたかが自信を持って、今こそ脱原発に舵を切るべきだ、脱原発に舵を切るのは今だ、と言ってくれたら、殆どの人はそれに従うはずだ。

原発に依存している人たちは、そんなことは言わない。
経営陣も労働組合も同じだろう。

私たち一般の生活者にはなかなか本当のことが分らないから、専門家の皆さんが口を揃えて、脱原発は難しいと言えば、内心不安に思いながら、そうかなあと無理に自分を納得させている。

野党第一党の民進党が自信を持って、30年脱原発に向かって動く、と宣言してくれれば、お、上手く行くのかな、いい方法があるのかな、ぐらいの感想は持つはずである。
政権を目指す政党だったらそのくらいのはっきりした方針を示すべきだろうと思うが、今までの民進党もかつての民主党もどうもそのあたりのことが曖昧で、結局は自民党と大差がないと思われてきたはずだ。
蓮舫さんや野田さんを個人的に支援しているわけではないが、民進党がこのまま衰退していくのを黙って見ているのはいささか忍び難い。

30年脱原発が実際に可能だと信じているのだったら、この際反対勢力とは縁切りをして30年脱原発に徹すればいいじゃないか、と思っているところである。

まあ、小泉さんの受け売りではあるが。