負けてもいい戦いと負けられない戦い、どっちが勝つ? | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

やはり負けられない戦いに臨む陣営の方が士気が高く、優勢だろうと思う。

背水の陣という言葉は、この人のためにあるようなものだ。
実際の告示は1週間後だが、もう本番を迎えたようなものである。
千代田区長選挙のことである。

くれぐれもお身体をお大事に。
そう、言葉を掛けたくなるが、写真を見ると生気が漲っている。

まあ、人それぞれ、というところか。
75歳という年齢は、実際の選挙では大してハンデにならないようである。
一方の挑戦者の方は、どうも今回は負けてもいいくらいの戦いをやりそうな雰囲気である。

次を狙ってのお試し選挙、今回は善戦すればそれでいい、ということだろう。
若い方の場合は、結構こういうことがある。
まあ、死に物狂いの戦いをしないでも済むというのは、結構なことである。
横綱の胸を借りるというくらいの気持ちで、綺麗な選挙をおやりになることだ。

さて、今日選挙の告示があり、本番の選挙戦が始まったところもある。
美濃加茂市長選挙である。

こちらの方は、市長が高裁で逆転有罪判決を受けたため辞職しての出直し市長選挙である。
まだ32歳の前市長に72歳の新人が挑戦するという珍しい選挙である。
40代や50代の新人が前市長に挑戦するのならそれなりに厳しい選挙になるだろうが、どうやら無投票にはさせたくないための選挙のような印象である。

多分、挑戦者には次がないはずである。

まあ、こういう選挙もありかな、というところだ。
前市長にとっては、この選挙は負けられない選挙のはずだ。

負けられない選挙と、負けてもいい選挙。
自ずから優劣は明らかというところだろう。

少なくとも千代田区長選挙は、小池陣営にとって負けられない選挙のはずである。