まあ、こんな比較はしないでおくのが人情というものだろう。
私から見ると自民党都連新執行部の方は順調にスタートを切ったが、民進党の執行部は如何にも難産で、最初からケチが付いているように見える。
シャンシャンで決めたかっただろうに、どこからも手締めの声も拍手も上がらない。
何だか、皆さん憮然とした表情で、意気が上っていない。
あーあ、民進党には盛り上げ役のお祭り男がいないんだなあ、と思わざるを得ない。
あ、そこは、注文を付けるところではありませんよ、と思っていたが、あの一言で気勢が削がれてしまったことは間違いない。
前途洋々ではない、ということを申し上げておいたが、正直なところ、前途多難という印象である。
ああ、拙い進行だな、と思うが、民進党の両院議員総会の演出があまりにも拙いので苦言を呈しておきたい。
民進党は、どうやら広報戦略を根本的に見直した方がよさそうだ。
まずは、メディアへの露出の仕方をもっと工夫すべきである。
野田氏がちょっと重すぎる感じである。
私が存じ上げている頃よりも、ちょっと重くなり過ぎた。
口も重くなった。
民進党は、フットワークを軽くするためにやらなければならないことが色々ありそうである。
何をやるべきかは、みなさんでよくお考えになることだ。
一方、昨日発足した自民党都連新執行部の方は順調なスタートを切ったようだ。
小池さんの支持に回った自民党所属の区議会議員について前の執行部は除名相当と決めていたそうだが、新執行部はとりあえず離党勧告に留めることにしたようである。
離党勧告に従わない場合は除名もある、という構えのようだが、衆議院補欠選挙の働き次第では新たな処分をしないという暗黙の了解があるのであれば、新執行部は、まあ、それなりに周到な動きを示しているということになる。
もっとも、だからと言って自民党都連の新執行部が有権者の熱烈な支持を得ているか、ということになると、そこまでのことはない。
今後の展開次第でどうなるか分からない、というのが正直なところだろう。
新執行部の誕生、めでたくもあり、めでたくもなし、というところか。
民進党も、自民党東京都連も。