投票日における選挙ブロガーの過ごし方 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

選挙ブローカーではなく、選挙ブロガー。

選挙に関係する情報を収集して自分なりの感想を書いたり、これはと思う情報を世間に拡散しようとしているブロガーやブログのコメント欄に登場するコメンテーターの方々を選挙ブロガーと呼ぶことにする。

スマホがここまで普及してくると、大抵の情報は即座に世間に流布するようになる。
新聞は、スマホで入手したニュースを改めて確認するくらいの媒体ぐらいにしかならない。
フェイスブックであちこちに友達の輪を拡げておくと、最近は大抵の情報はフェイスブックを通じて入ってくる。

自民党都連が昨日の銀座での街頭演説に相当賭けていた、ということが分かっていた。
自然発生的にあちこちから人が集まってきたのなら、いや、これは凄いぞ、大変な勢いで支持を拡げているぞ、と驚くところだったが、フェイスブックで情報発信をする人は大体が根が素直な人ばかりだから本当のことを書いてしまう。

銀座に5000人の大群衆が突然現れた、と聞けば誰だって驚く。
本当のことを知らない人は、本当に驚く。

多分、事前に情報が入っていなければ、私も驚いたと思う。

如何にも5000人にも及ぶ大群衆が集まったような写真が読売新聞の朝刊に掲載されていたが、集まってきた人のほとんどが実はあちこちから動員されてきた人たちだった、と聞けば、ああ、そうなんだ、ぐらいに興醒めしてしまうだろう。
バス20台ぐらいを連ねてみんなで銀座に行った、などという話まで聞こえてくると、それこそあちこちから皆さん動員されてこられたんですね、ということになる。

自民党都連は銀座の街頭演説に安倍総理が登場することを当てにして動員をかけていたらしい、という話が入ってくると、動員されて銀座に集まった人たちは、結局は当てが外れてしまったのですね、ということになる。

安倍総理は、結局最後まで街頭演説会場には足を運ばなかったようだ。

まあ、賢明な判断ではある。

選挙の投票が行われる当日には、候補者や支援者の選挙運動はすべて禁止されているから、特定の候補者の選挙運動のように見做されてしまいかねない行動は止めておいた方がいいのだが、選挙全般についての論評ぐらいは許されていい。
選挙についてのエピソードは沢山ある。
沢山あり過ぎてどんどん記憶から消えて行ってしまうので、投票日の当日は、選挙ブロガーの皆さんは、こういった当たり障りのない出来事をそれぞれにご自分のブログやフェイスブックに記録されているくらいが丁度いいだろう。