小革命の引き金にはなりそうな東京都知事選挙 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

インターネットだけで情報を得ようとするととんでもない錯覚に陥ってしまうぞ、と思うような出来事を見てしまった。

配信された動画だけを見るとそう見えてしまうのだろうな、と思うが、一部だけを切り取った映像に騙されてはいけない。

有権者は、クールである。
有権者かどうか分からないが、街頭演説を聞きに来る人たちもクールである。
確かにどの陣営にも熱狂的な支持者がいるものだが、私が見ている限り熱狂的でかつ盲目的な支持者は共産党の方だけであって、如何に多数の聴衆が集まってきている小池陣営の街頭演説でも、北海道にいる猪瀬弁護士が仰るようには熱狂的な叫びは上げていない。

小池さんが確実に支持を拡げているが、それでも小池さんの周りに集まっている人が何か熱に浮かされた集団のように取り上げている猪瀬さんの記事は明らかに間違いである。
まあ、このくらい書けばブロゴスの記事の中で上位にランクされやすいのは分かるが、現場を確認されていないようだから、この程度の記事で善良な方々が日本の前途を憂うるようになっては困る。

小池さんがどんなことを語るのか、と聞き耳を澄ませている人たちが増えていることは間違いないが、まだ全都に小池コールが轟くようにはなっていない。
相当の人数が集まるようにはなっているが、まだ周辺を埋め尽くすほどにはなっていない。

地道に努力し、地道に支持を拡げているというだけで、それ以上のものではない。
まあ、ネットだけ見ていれば相当の脅威を感じられて、つい大袈裟な物言いになってしまうのだが、100メートルほど離れてしまえばいつもの風景が広がっている。
街頭演説が終われば、スーッと人波が引いていくのだから何も心配されなくていい。

しかし、それでも今回の東京都知事選挙は小さな革命の引き金ぐらいにはなるかも知れない。
選挙についての関心が参議院選挙より高まっているのは、確かである。

自民党という組織と一般の東京都民の間での綱引きのようになっているから、この選挙で勝って小池さんが東京都知事に就任すれば、確かに東京が変わっていくことは確かである。
小池さんを支持する人が増えれば増えるほど小池さんは、東京を変える力を獲得していくことになる。

どうやら200万票以上獲得出来そうな展望が見えてきたようだが、小池さんのパワーをもっとつけるためにはもうひと頑張りして300万票台に乗せてもらいたいものだ。

あと一歩、もう一歩ですね、というところである。
まだまだ、緩めるような状況ではない。