つい、他人と比べて自分は遅れてしまっているのではないだろうか、などと考え、時には自信喪失したり自己嫌悪に陥り、将来に対して悲観的になりやすいものだが、こういう時は発想を根本的に変える必要がある。
本当は誰とも比べる必要はないのだが、どうしても比べたいなら昨日の自分と今日の自分、今日の自分と明日の自分を比べればいい。
比べてみて何の変化もないと思えることもあるだろうし、少しはプラスの方向に向かっていると思えることもあるだろう。
場合によっては、どうもマイナスの方向に向かっているな、と気が付くこともあるかも知れない。
いずれの場合でも、実は何の問題もない。
ノー・プロブレム!
そう、断言していい。
実は、私たちは、皆、いつも修行中なのだから、今は修行中だという意識さえあれば自分を卑下する必要もないし、また慢心することもない。
隣の芝生は青く見える、というだけのことで、まあ大したことはない。
上には上がある、下には下がある、などという言い方もあるが、そういうことも実は関係ない。
私たちは修行中なのだから至らないことがあるのは当然で、その至らないところはこれから補っていけばいい、くらいの感覚で自分自身を見つめればいいだけのことである。
実際に、私たちは、皆、修行中である。
如何にも才能に恵まれ、仕事に恵まれ、幸せな日々を送っているように傍からは見えても、実は、皆、修行中である。
修行中だから、皆、それぞれに足りないところを抱えている。
勿論、私も修行中。
ひたすら頑張るだけである。
みんな、ガンバレ。
ガンバレ、ガンバレ。