アドバルーンの上げ方である程度本気度が分かる | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

まだ抜き差しならないところまでは行っていないようだから、これはこれで放っておけばいいのだろうが、なんだか武家の商法みたいな感じがする。

商売の経験がない人が商売を始めてもなかなか上手く行かないのと同じように、長年大学で学生を相手にしてきた人が大学を定年で辞めてから政治の世界に乗り出そうとしても、まず上手く行かない。

誰かに踊らされるだけ、悪くすると田母神さんのようなことになる。
絶対にお金には触らないことだ、とだけとりあえず申し上げておく。
10人の候補者を擁立しても、大体は泡沫で終わるだけだ。

既に大きなうねりがあり、若い方々に担がれて、然るべき人が調整役を引き受けざるを得ないだろうと義侠心を示すくらいならいいが、ご本人が先に表に出てはいけない。

ああ、段取りを間違えているな、という印象である。

慶應義塾大学名誉教授の小林節氏の昨日の記者会見の話である。

小林教授の現役時代、憲法に関する特別セミナーでパネラーの一人として登壇したことがあるので、先方は認識されているかどうかは分からないが、私はそれなりに小林節氏を知っている。
教え子にはそれなりの人がいるが、まあご本人はあまりこういう世俗的な世界に足を踏み入れない方がいい。
やるのだったら、40代の内だった。

学者政治家も悪くはないが、これからでは遅過ぎる。

まあ、誰かに利用されてお終いだ、ということになる。
ご用心、ご用心。
あのアドバルーンの上げ方は、実に中途半端だ。