自民党がやるべきことは議員の教育、民進党がやるべきことは魅力ある人材の発掘・・・ | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

どちらが大事かと言えば、私は魅力ある人材の発掘の方だろうと思っている。

教育はどの政党にとっても大事なのだ、自民党の場合は所属議員が多過ぎてなかなか議員教育にまで手が回らない。
今から議員教育を始めても伸びしろが殆どない人たちばかりだから、大して教育効果が上がらない。

鉄は熱いうちに打て、という鉄則を忘れてしまっているから、いささか遅い。
教育である程度ボロを出さないようにすることは出来るだろうが、少々のお化粧を施しても中身を変えることは出来ない。

伸びる人はそれなりに伸びているだろうが、これまで大した成長を見せなかった人は現状維持が精一杯ということになる。
余計なことは言うな、有権者の軽侮を招くようなことはするな、といくら口を酸っぱくして言ってもダメなものはダメ、ということになる。

自民党は何とかして無党派層に食い込みたいところだろうが、無党派層の人たちの心を捉えるような魅力のある政策を打ち出すのはなかなか難しい。
有権者の怒りを招くようなことは一切しない、というのが自民党の最大の選挙戦術になるのだと思う。

「無党派層の人たちには、ずっとこのまま寝ていてほしい。」
かつて森元総理がうっかりそういう本当のことを言って有権者の怒りを招いてしまったことがあったが、そういう有権者の怒りを招くようなことは一切しないことだ。

寝た子を起こさなければ、自民党が勝利する。

寝た子を起こして有利になるのは野党だが、今の野党には寝た子を起こすだけの力がないことが過日の衆議院補欠選挙で明らかになった。

1+1が2にも3にもなれば、野党統一候補戦略が有効なのだが、過日の補欠選挙では、1+1=1.8~1.9くらいの感じである。
無党派層の取り込みに成功しているとはちょっと言えない。

あれ、みんな寝ちゃっているよ、というのが京都3区補選の結果だろう。

民進党は、やはり民進党の公認候補を擁立すべきだろう。
支援する候補者が無所属のままでは民進党の良さをアピールすることが出来ない。

民進党がやるべきことは、魅力のある人材を発掘してどんどん民進党から立候補させることである。
まあ今の状況では無理な注文かも知れないが、魅力のある人材を擁立できないようでは民進党の前途は暗い。