甘利氏の睡眠障害が長引くのは、それだけ事態が深刻だからだろう | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

甘利氏はこのまま表に顔を出さないつもりなのかも知れない。

甘利氏の弁護士も未だにマスコミの前に姿を現していないというのは、それだけ甘利氏が動くに動けないほどの窮地に立たされているからだと思う。
東京地検がURの強制捜査に着手したというニュースが昨日NHKで放送されたから、東京地検がいよいよ本腰を入れて捜査に入ったことは間違いない。

ああ、これではこの通常国会の間に甘利氏が国民の前に現れることはないな、と思わざるを得ない。

これで衆議院が解散になり衆参同日選挙にでもなったなら、甘利氏は事実上政界から引退したようなものだ。
何しろ出番がどこにもない。
身の潔白を明かすにも明かしようがない。
少なくとも7月までに事件が終結する見込みはない。

いずれは総理の座を狙う有力な候補者の一人と目されていたこともあったが、その芽は完全になくなった。
睡眠障害という理由を付けて公衆の面前から隠れざるを得ないのであれば、もう重要な公職に就ける可能性はないと言わざるを得ない。

誰がこんなシナリオを描いたのか分からないが、凄まじいものである。
付き合う相手を間違えるとこんなことになる。

民進党はパッとしないが、自民党も決して安泰とは言い難い。
これから何が起こるか分からない。
落し穴があちこちにありそうだ。