どんな鉄人にもいつかは衰えが来るということだろう。
もう一度雄姿を見たかった、という思いがあるが、しかし、ここはここまで頑張ってきた北島康介選手の健闘を素直に讃えるところだろう。
5回目のオリンピック出場は叶わなかったが、4回もオリンピックに出場し続けたというのだから立派なものだ。
オリンピック出場への道が閉ざされたことを契機に現役引退を表明されたが、これまで北島康介選手が力いっぱい、一切手を抜かずにやってこられたことは関係者のみんなが認めている。
超人が普通の人になるということだが、それでいいではないか。
いつかは若い選手が自分を追い越す時が来る、ということはみんな知っている。
当たり前のことが北島選手の身にも起こったというだけのことだ。
ご本人の偉業には、一切傷は付かない。
後は、後進の指導に当たられることだ。
自分よりも優れた選手を自分の手で作り上げる、というのも楽しいものだ。
北島選手のこれからに期待している。
お疲れ様でした。
見事な引退、おめでとうございました。