オリーブの木構想の亜流なのだろうが、こういう統一名簿構想は政党を弱くする方向にだけ働きそうだから出来立てほやほやの民進党の皆さんにはおススメしない。
強くなるのは共産党だけ、得をするのは亀井さんや小沢さんだけ、ということにもなりかねない。
大した成果を挙げられなくてもここはグッと我慢して次に備えた方がいいと思う。
戦っている内に強くなるものである。
民進党という名前を大事にすることだ。
民進党で3回の国政選挙を戦い抜けば、かつてのダメ民主党のイメージを払拭することが出来るはずだ。
細野氏あたりが民進党の新しいリーダーとして登場する頃にようやく民進党としての基盤が確立するようになる。
民進党が改憲の旗印を堂々と掲げる穏健な保守政党として現れる頃に、ようやく民進党は新しく生まれ変わった国民政党らしくなる。
その日のために、共産党や社民党とは一線を画しておいた方がいい。
慌てないことである。
目先の利を追わないことである。
亀井氏や小沢氏はいくら頑張っても、いずれその政治的な影響力は衰える。
10年先を見据えて、今から足腰を鍛えることである。
保守リベラルの政治家をどんどん取り込むことだ。
へー、こんな人も応援団になっているんだ、ということになったら、かつての民主党のイメージも一新されるはずである。
桜の木構想は、桜の季節が過ぎてしまえばそれでお終いになる。
パッと咲いて、パッと散る、というのではあまりにも勿体ない。
せめて、何か実になるものが欲しい。
選挙が近くなるとそうもいかなくなるだろうが、ここはグッと我慢するところだろう。
まあ、余計なお世話だろうが。