危ない、危ない。その先のことは今は議論しない、という賢明な選択 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

トランプ氏の物言いにはどうしても翻弄されてしまうが、私はトランプ氏がアメリカの大統領になることはないと思っているので、これ以上トランプ氏の言説を材料に日本の核武装の問題や安全保障問題を取り上げることは止めておこうと思っている。

トランプ氏の物言いはあまりにも乱暴で、しかも粗雑である。
いくらアメリカ国内の保守主義者や愛国主義者の支持を獲得しても世界の指導者としての役割をトランプ氏が担うことは無理である。

共和党の大統領候補選出までの代議員獲得競争ではそれなりの戦果を収めるだろうが、トランプ氏がアメリカの大統領に就任する可能性は殆どない、というのが私の見立てである。
トランプ氏が今何を言っても、現実にはトランプ氏の言うようにはアメリカはならない、というのであれば、トランプ氏の物騒な言説を真に受けて日本の核武装の議論等展開しても何の役にも立たないことになる。

あれこれ想定して、現実には何の役にも立たないことを議論してもむなしいだけである。
まあ、今はこれ以上議論するのを止めておく。

不幸にしてトランプ氏がアメリカの大統領に就任したら、改めてその時に議論すればいい、というのが、当面の私の結論である。
早くトランプ氏がアメリカの政治の表舞台から消えてくれるのを待つのみである。

トランプ氏の顔を見たり、その言説を聞いて嫌米、反米感情を掻き立てられてしまった人が日本には少なからずいるはずだ。

危ない、危ない。