とにかく新幹線が北海道に渡った。
今は新函館までだが、札幌までは延伸されることは確定している。
日本の残されたフロンティアとしての北海道の価値は高い。
当面は、新幹線の開通によるストロー効果で本州に人が流れていくのではないかと危惧されるが、いずれは広大な土地を擁する北海道に様々な投資が行われるようになる。
ブームが起きるのは新幹線が札幌まで延伸された後のことだろうが、楽しみなことである。
日本の夜明けですよ、と申し上げておきたい。
乗車率が思わしくない、というニュースが聞こえるが、新函館ぐらいでは一般の方々の反応が鈍いのは止むを得ない。
日本は国土を拡げることなど望むべきもないのだから、殆ど手付かずの北海道に投資するのが正しい。
今のところ北海道新幹線が採算ペースに乗るかどうか危ぶむ声が大きいが、この際、海外への経済的支援の一部を思い切って北海道進出企業への優遇策に充てることだ。
政府のやること為すことに反対の姿勢を堅持している沖縄に投資するよりも、北海道に投資する方が何倍にもなって返ってくる可能性がある。
どうせなら、メリットの大きそうな方に投資するのが政治というものだろう。
沖縄はどうやっても本土と地続きにはなれないだろうが、北海道は今日から本土と地続きである。
札幌まで新幹線が開通したら、出不精な私も1年に何度か北海道に足を運ぶことになる。
今日は、民主党が民主党でなくなる最後の日である。
結構なことである。
政治の世界でも、日本の夜明けが近い、ということだろう。