政権を担う覚悟があるのであれば、まずは政権を担うに足りる人材を多数確保し、全選挙区から擁立することだろう。
初めから3分の1の議席を獲得すればいい、などといったチマチマした目標を掲げないことだ。
結果がどうなろうとも、まずは政権を担うという意欲くらいは具体的に示さなければならない。
どんなことがあっても、空白区は作らない。
候補者の擁立作業が進んで行けば、1ヶ月くらいで民進党の名前が有権者の頭にこびり付いて行く。
そこそこの候補者の名前が公になれば、有権者は必ず自分なりの選択作業を始める。
中間政党が乱立すれば選択に迷うだろうが、選択肢が2つか3つになると相当の確率で民進党が選ばれる可能性が出てくる。
自民党も決して油断できるような状況ではない。
多分、それぞれの陣営でそれなりに緊張感が高まっているはずだ。
その緊張感が、結果的に民進党の党名の浸透にプラスに作用する。
政権党である自民党には元々ニュースを作る力が備わっているのだが、現時点では、新党の設立に動いている人たちの方により大きな力があるように思われてならない。
選挙は、期待度の大きさで決まる。
マスコミは如何にも民進党には殆どの国民が期待していないかのような報道をしているが、こういうことは蓋を開けてみないと分からないことが多いものだ。