立候補のハードルを下げることには賛成するが、候補者の質を下げることには反対 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

言わずもがなのことだが、選挙制度を立候補しやすい制度に変えるために立候補のハードルを下げることには賛成するが、候補者の質がどんどん下がる一方なのは勘弁してもらいたい。

本当に公職の候補者としての資質があるのか否かについては、やはり公認権を持っている方々の方でしっかり選別していただかないと困る。

欠陥商品を並べ立てて、さあ、この中から選んでください、などと言われても、まず選べない。
いい候補者を選ぶ責任はやはり候補者の公認権を持っている政党の方にある。
選ばれた人が悪いのは、そういう人を候補者に選んだ人の責任である。

人を見る目がない、ということだ。

まあ、対象となる人たちすべての資質が劣化しているということであれば仕方がないが、そこまでは悪くないはずだ。
公認候補決定のプロセスをしっかり見直した方がいい。

出たい人よりも出したい人。
それが、基本である。

今の公募制度では、なかなか本当の人材は獲得できない。
プロ野球でも大相撲でも、いい人材を集めるのに公募などはしない。
いい人材を求めて全国を歩き回っている人たちがどこにでもいるはずだ。

残念ながら、政治の世界ではまだそういう仕組みは出来ていないようである。
今の公募制度では、なかなかこれぞという人材は集められない。
やはり、他薦の仕組みを整える必要がありそうだ。

自分から手を上げられないような消極的な人では選挙は戦えない、などと冷たいことは言わない方がいい。

いい人材をスカウトして、その気にさせるような仕組みを考え出すべし。
与野党を問わず、皆さんにお願いしておきたい。