国会開会中の国会議員のスキャンダル発覚の影響力は、やはり相当に大きい。
自民党の危機対処能力の高さを高く評価してみたものの、ここに来て自民党の国会議員に対する信頼感が急激に低下し始めたことは否めない。
民主党は頼りにならないという批判がいつの間にか下火になり始めて、今は自民党の国会議員に対する失望感がじわじわと広がりつつあるようだ。
明後日以降の永田町の雲行きが怪しい。
予算の成立を阻むほどではないが、すんなりは行かなくなりそうだ。
黄信号が点滅し始めたようだ、と言っておいた方がいいだろう。
経済の変調が知らず知らずに人心の不安を掻き立てる。
週明けの株式市場が心配になる。
日銀の黒田総裁が何を言っても、経済界の人たちの心は弾みそうにない。
どこでどんな手を打てば株式市場が反応するだろうか、ということが私にはよく分からないから、日銀のマイナス金利政策の当否を判断できないのだが、どんな手を打っても駄目な時は駄目、ということがあることくらいは肌で知っているから、今は多分何をやっても駄目という時期に差し掛かっているのだろう、ぐらいに見ている。
お手並み拝見、などと暢気に構えていられないような状況ではないのだろうとは思っているが、ここはただじっと見ているしかなさそうだ。
これ以上悪いことがありませんように。
ひたすら、そう祈っている。
あら、急ブレーキがかかったのかしら。
ご用心、ご用心。