消費者庁の本体を徳島に移転して東京に消費者庁の分室を置く、などという構想を聞いて呆れてしまった。
さすがに、これはない。
もう正気の沙汰とは思えない。
徳島県に消費者庁の本体を置いてどれだけのことが出来るのか、具体的に示して貰いたいものだ。
河野氏が本当に消費者庁の徳島移転を強行するようだったら、全国の消費者団体は河野氏の消費者担当大臣の罷免を安倍総理に直訴したらいい。
消費者庁の移転は悪いことばかりではない、などという記事をブロゴスで見かけたが、なに、悪いことばかりじゃないか、というのが私の感想だ。
全国の消費者団体が消費者庁の徳島移転を要望しているのならそれはそれでもいいが、私が目にしている限りではあらゆる消費者団体や消費者問題に関心がある人たちが消費者庁の徳島移転に反対の声を上げている。
おう、消費者の声をあえて無視しようというのか、と思ってしまう。
まあ、民の声に無関心ではないはずの官邸が最後は河野氏の暴走を止めてくれるのだろうと信じているが、首都直下地震のことを心配して中央官庁の地方移転を歓迎している方が、消費者庁の地方移転に賛意を表している一文がブロゴスの上位にランクされていたので、あえて反対の声を上げておく。
どうしても消費者庁を移転するのなら、副首都構想のある大阪以外には考えられない。