クリスマスが過ぎてしまっているから、クリスマスのプレゼントです、などとは言えないが、男性国会議員の育児休暇取得宣言をした自民党の若い国会議員に向けてのメッセージを発信しておく。
悪名は無名に勝る。
悪名は有名に似たり。
まあ、なんでもいいのだが、もう十分問題提起にはなったのだから、ご自分の問題提起にはあまり固執されない方がいい。
頭を柔らかく、柔らかくされることだ。
自分が言い出したことだからもう後に引けなくなってしまった、などと思い詰めない方がいい。
融通無碍、臨機応変でまったく構わない。
君子は豹変す、という格言があるくらいだから、やっぱりこれはまずいと思ったら、次善の手、三善の手を打つのがいい。
男性は自分で出産することはないから、配偶者が懐胎したと聞けば子どもが生まれた後のことばかりに頭が行ってしまう。
勿論今から子育てのことをしっかり考えておくのは大事だが、まずは奥さんが無事出産されるよう万全の配慮をされることだ。
赤ちゃんが無事生まれますように、母子共に健康でありますように、と私たちは一心に祈りながら出産の時を待つ。
産みの苦しみ、という言葉があるくらいに、実は出産までが大変で、多くの人は安産祈願のためにあちこちの神社等にお参りするものである。
男性の育児休暇取得問題が本当に切実な問題となるのは、実際に子どもを授かった後の話で、普通のご家庭では家族全体でどうするのが子育てに一番いいのか、ということを相談されるはずだ。
答は、一つではない。
出産のため女性の実家に帰って、しばらくは女性の実家で生活されるなどということもある。
産前産後の休暇制度が認められているのは、そういう事情も考慮してのことだと思う。
今の段階で男性の国会議員が育児休暇取得を検討せざるを得ないというのは、多分双方のご家族の協力が得られないような特別の事情があるのだと思うが、これを直ちに一般化することは出来ない。
生まれてくる赤ちゃんにとって一番何がいいか、ということをよく考えておかれることだ。
子育てはとっても大事なことだから、経験者の話をよくよく聞かれることである。
観念的に、自分たち二人で子育てをするんだ、などと勢い込んでいても、実際には家族の協力がどうしても必要なことは沢山ある。
自民党は、どうやら新しいスターを発掘したようである。
男性国会議員の育児休暇取得宣言をした国会議員やその配偶者の一挙手一投足がこれからもマスコミの関心事になることは必至である。
さて、子育てはどこでされるのだろうか。