旧世代の人ばっかりだなあと思っていたが、次世代の党と命名したときは、おう、案外やるもんだ、と思っていたが、その「次世代の党」が「日本のこころを大切にする党」に党名を変更することにしたそうだ。
日本のこころを大切にするということ自体にはまったく異論はないのだが、それでは次世代の人たちはどこに行ってしまうのだろう、と思ってしまう。
日本のこころと一口に言っても、私の「日本のこころ」と若い方々の「日本のこころ」が同じものかは保証の限りではない。
「こころ」という目に見えないものを党名に掲げ、日本のこころを大切にしようと呼び掛けることでどれだけの人が集まるのかまったく見当が付かないが、どうも「日本のこころを大切にする会」は一見誰に対しても優しそうだが、どうも若い方々には決して優しくないのではないか、と思わざるを得ない。
私が再起を期待している自民党の元衆議院議員の一人である遠藤宣彦氏は、結局次世代の党に離党届を出しているから、多分この党にはもはや活きのいい若い人は入ってこないのだろう。
現職の議員で最後まで党名変更に反対した人は、いわばこの党からはじき出されるようなものだ。
早晩離党に踏み切らざるを得なくなるだろう、というのが私の見立てである。
まあ、遅かれ早かれそうならざるを得なかったのだろうから、早く決断の時が来てよかったですね、と言ってあげるのがいいかも知れない。
次世代がなくなったのだから、元気かしら、というところである。