危険な兆候ー報道機関に対する不当な圧力 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

「放送法の遵守を求める視聴者の会」なる団体の怪しげな意見広告が波紋を広げつつある。

この広告を掲載しているのは読売と産経だけのようだから、読売と産経が放送局の報道規制に積極的に加担しているようなものだ。
報道機関の自殺に繋がりかねないようなこの種の意見広告をよく掲載させたものだと思うが、読売と産経の見識を疑わざるを得ない。

報道の自由や言論の自由に力尽くで干渉しようという動きのように思われる。
放送法の遵守を求める会なるものの実態を究明する必要がある。
新聞社の広告として適正なものと認められるのか、について識者の意見を聞いてみる必要があるだろう。

放送法の遵守を求める会なる団体の官邸との距離の近さを慮って報道機関が自主規制などに走ってしまえば、報道の自由などどこかに飛んで行ってしまう。
報道機関が権力に弱い存在だということはある程度承知しているが、報道機関が権力に屈してしまえば世論操作は権力の自由自在だ、などというおぞましい事態になってしまう。

不当な圧力に屈してはならない、と一声上げておこうかと思っていたら、どうやらTBSは件のキャスターを降板することにしたようだ、というとんでもないニュースが飛び込んできた。

真偽のほどはまだ分からないから声の上げようがないが、何だか嫌なことになりそうだな、ぐらいの声を上げておいてもいいだろう。

まずは、皆さんのお考えをお聞きしたい。
よろしく。