火中の栗を拾った人がやるべきこと | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

私には資料がないので、今日の維新の党の臨時党大会の法的有効性についてまだ何とも言えないでいるが、新しく代表に選出された馬場氏には今日の臨時党大会の開催手続きが適正になされているのかどうかについて早急に声明を発していただきたい。

無用な法的紛争の発生を出来るだけ回避するためには、徹底的な情報開示をすることである。
これまでのような橋下氏のツイッターを通じての一方的情報発信ではどうも客観性に欠けており、しかもしばしば品位に欠けた表現での他人に対する中傷が混じってしまうのでそのまま鵜呑みに出来ないところがある。

国政の一翼を担う政党らしい、品格がありかつ周到で正確な広報に徹してもらいたいものだ。

今回の臨時党大会の招集請求がどういう風になされているのか、ということをとりあえず知りたい。
党規約に基づいて党大会で議決権のある特別党員の過半数が松野代表に臨時党大会の開催請求をしたが、松野代表がこれを拒絶したという事実があるのかどうか、というのが私の関心事である。
周到な人であれば書面をもって臨時党大会の開催請求をしただろうと思っているが、報道ではこのあたりのことがまったく出てきていない。

単に口頭で臨時党大会の開催を請求しただけのことか、それとも臨時党大会開催請求書を提出して党大会の開催を要求したのか。
仮に臨時党大会開催請求書の提出がなくとも、執行部の方で臨時党大会開催請求を拒否することが明らかな場合は口頭での開催請求も臨時党大会請求の要件を満たしていると判断される場合もあり得るのではないか、とは考えているが、書面によらない開催請求は正式な開催請求に非ず、とされるのがまず普通だろう。

法的なリスクは出来るだけ回避して、上手に解党への手続きを踏んでもらうのがいいだろう、というのが私の判断である。

かつての同志への誹謗中傷はこれ以上聞きたくない、というのが正直なところである。
耳を塞ぎながらも、まだ多くの国民は維新の党がこれからどうなるだろうか、ということを見ている。
くれぐれも上手くやってもらいたいものだ。