気の毒だが、軍服を脱ぐわけにはいかない韓国の大統領 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

北朝鮮との戦争状態が解消しているわけではないから韓国の大統領が軍服を着ざるを得ないのは仕方がないが、やはり私には異常な光景である。
実に気の毒である。

北朝鮮の暴走を何としてでも阻止したいが、北朝鮮がどう動くか見当がつかないから、韓国政府としては最悪の事態を想定して対応策を講じなければならないだろう。

韓国が日本を頼りにするなどということはおよそ考えられないから、韓国は結局アメリカと中国の双方を頼りにせざるを得ないだろう。
さて、アメリカと中国が朝鮮半島情勢について協調、共同対処体制を構築するか。
まず、無理だろうと思っている。

北朝鮮が崩壊したり、民主国家に変貌してくれればいいのだが、軍事独裁国家がそう簡単に崩壊したり民主国家に変貌するなどということは期待出来ないし、中国とアメリカが北朝鮮に対して同一歩調を取るということもまず期待出来ない。
中国もアメリカもただ見ているだけ、ということにもなりかねない。

日本も、見ているだけに終わってしまう。

いくら隣国だと言っても、日本が韓国との間に軍事同盟関係を構築するわけにはいかない。
本当に見ているだけだ。
ただただ、紛争が起きないことを祈っているだけである。
アメリカが動けば後方支援をすることになるだろうが、日本が積極的に乗り出すことはない。

そんなことでいいのか、ということになるが、そうせざるを得ないだろう、というのが私の見方である。
北朝鮮を何とかしたいが、日本には北朝鮮を何とかする力はないはずだ。