迷走しているようだが、やはり可能性が一番ありそうなのが維新である。
今日、維新が平和安全法制整備法案等に対する対案を参議院に提出するという。
違憲の法案に対する対案など出すべきではない、などという頑なな人たちがいる中で、違憲の法案を合憲の法案に変えるための対案だ、対案も出せないような政党と自分たちは違う、と言い切っているのがいい。
自民党がこれからどんどん支持率を落として行くのは必至だから、自民党に代わり得る政党として維新が名乗りを上げるには絶好のタイミングだと思う。
早過ぎても駄目だし、遅過ぎても駄目。
今日が、最高の対案提出日和である。
多分、対案提出は橋下氏の一言で決まったのだろう。
要所、要所で、橋下氏の一言が維新の進むべき道を決めているようである。
代表選について、国会議員、地方議員、一般の党員を区別しないで一人一票の原則を貫徹したと思ったら、今度は代表選挙にインターネット投票を導入するという。
これが本当に実現したら、維新は凄い政党になる。
インターネット投票の有用性はかねてから指摘されていたが、実際にやってみようという声はこれまでどこからも上がっていなかった。
それを、維新がすべての政党の先頭に立って11月の代表選挙から導入するというのだから、凄い。
やるやると言って実際にはやらないことが多いのが、政治の世界だが、維新では橋下氏がやると言ったら本当にそうなってしまう。
いや、凄い。
大阪市長を退任したら政治の世界から身を引いてしまう、などという話しがあったが、橋下氏は維新にとってはなくてはならない存在である。
橋下氏が抜けてしまえば、維新は要を欠いた扇のようにすぐバラけてしまうことは必至である。
橋下氏次第なのだが、維新は、今、最も面白い政党になりつつある。
働きどころを探している人たちは、橋下氏の旗の下に駆け付けてみることだ。
若い方々の創意工夫が一番活きそうなのが、これからの維新である。
ちょっと中がごたついているくらいが、面白い。
どうせやるなら、面白いことをやったらいい。