誰でもやっていることである。
道を間違えたら引き返す。
道に迷ったら人に聞く。
岩手県知事選挙で自民党は不戦敗を選んだそうだ。
選挙が絡むと、自民党は相当賢明になるようだ。
負ける戦に突っ込んでしまって回復不能なダメージを受けるようなことは回避しようというのだから、相当に頭がいい。
卑怯だ、とか、姑息だという批判は出るだろうが、まあ、無駄な戦いは止めておいた方がいい。
しかし、埼玉県知事選挙から自民党本部が逃げてしまったことは感心しない。
大義のかけらでもあれば、自民党はその大義を追い求めて戦っておくべきだったろう。
自民党埼玉県連の孤立無援の戦いぶりが少々気の毒になる。
まあ、自民党にも色々ある、ということだろう。
これから自民党がどんな道を歩むのだろうか、ということを考え続けているのだが、ここに来て自民党が大きく舵を切ったような気がする、ということは昨日のブログに書いておいた。
日を追うごとに、国民の戦争嫌悪、核忌避感が強くなってきているようだ。
多分、今年の終戦記念日あたりにピークを迎える。
現在国会で審議されている平和安全法制整備法案などは決して戦争法案などではないのだが、自民党や安倍内閣が政府原案を無修正で通そうなどと考えると、多分国民には自民党は戦争法案推進政党だという印象がベッタリまとわりつくことになる。
戦争に繋がりかねない法案は、この際棘を抜き、骨を抜いて、よりマイルドなものにしておきたい、というのがどうも一般の国民の感覚のようである。
官邸にはそのあたりのことがよく分かっている人がいるはずだから、多分無理をしないだろうと思っているが、何にしてもこれからの段取りが難しい。
道を間違えたら引き返す。
道に迷ったら人に道を聞く。
そのくらいの柔軟性を持つことである。
さて、出来るかしら。