日本の有事をどうやって回避するか | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

甘いなあ、と言われるだろうが、私は、日本の有事を回避するためには、周辺諸国と決定的な対立関係に陥らないようにすることが最も大事で、そのために周辺諸国との経済協力や文化交流、さらには人的交流と価値観の共有等が必要だろうと思っている。

そのための努力を蔑ろにして、日本の軍事力を強化したり、日米同盟の深化を進めても日本の有事を回避するためにはさして役に立たないのではないか、というのが私の基本認識である。

アメリカとの同盟関係は、あくまで日本の有事を避けるための抑止力の一つぐらいに認識しておいた方がいいのではなかろうか。

日本有事の際には、日本がまずは自分の力で日本の防衛にあたるのが基本だと思う。
日米同盟は戦争の抑止力としてはそれなりに機能するが、いざ日本有事となったら実際にどこまで機能するかは分からない。

こうした、いわばアメリカに対する不信感みたいなものを表明することが政治的、外交的にいいのかは問題だが、日本とアメリカの利害が未来永劫一致する、などという保障はどこにもない。
過度にアメリカの軍事力に依存しない方がいいだろう、過度にアメリカの軍事行動に加担するようなことは止めた方がいいだろう、というのが、私の基本的な考えである。

時には、日本は日本だと言う必要もあるのではないか、と言うのは、そういう意味である。

煽っているんでしょ、と言ってこられた読者の方がおられたが、そのとおり。
皆さんの自由な意見を引き出すための誘い水、呼び水のつもりでこの一文を書いている。

よろしく。