誰が言っているのか、ということはしばらく伏せておこう。
しかし、中国では2年前から革命が始まっている、という見方を教えてくれた人がいる。
現在中国で猛威を奮っている反腐敗運動がいわば日本の明治維新だという。
周永康や徐才厚など党と軍のトップの解任、利益集団等の崩壊で政治権力図に地殻変動が見られ、今や江沢民の影響力は今やゼロに近くなった、ということである。
権力の中枢にいた人たちがどんどん追放され、新しい政治権力が確立されていっている。
昨年の7月に新しい政治権力が旧権力に勝利した、という見方だ。
これが、習金平の「革命」だそうだ。
へー、革命?
どんな革命なんだろう。
で、革命が終わった後、中国はどうなるの?
民主化への道を進むのだそうだ。
毎年、中間層、中流層が厚みを増してきており、10年もすると一大勢力になる
中間層、中流層が厚みを増せば、政治はその中間層、中流層の意見を無視することが出来なくなり、民主化の流れはもう後戻りはしなくなる、というご託宣である。
私のブログの読者には中国の政情に詳しい方がおられるから、ヒントだけ出しておけば色々ご存知のことを教えてくださるだろうから、これ以上は書かない。
中国は共青団や軍部の主導で覇権国家への道をひた走りに走っているのではなかろうか、と思っていたが、必ずしもそうだとばかりは言えないようだ。
中国のことを何も知らないでやたらと反中感情、嫌中感情を煽り立てる人もおられるが、なるべく事実に即して、冷静に中国の動向を観察しておきたいものだ。
さて、5年後の中国がどうなるか。
10年後はどうか。
20年後はどうか。
50年後はどうか。
日本の明治維新の歩みと重ね合わせてみると、なんとなく見えてくるそうだ。