軍事大国日本への道を急がせているのは、北朝鮮や中国政府である | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

外圧がないと動かないのが日本だと思われている。

明治維新は、西洋諸国の外圧を受けて自然発生的に起こったと言っていいだろう。
攘夷とか開国は、外圧があってこその反応である。
先の大戦にもそういうところがある。
欧米諸国の植民地主義に対抗して日本の軍部が台頭し、大東亜戦争を引き起こしたという一面がある。

今再び日本は大きな岐路に差し掛かっているが、日本を挑発しているのは中国の覇権主義であり、北朝鮮の核開発である。
アメリカは日本を利用しようとはしているが、日本がアメリカと肩を並べるほどの軍事強国になることだけは巧みに回避しようとしている。

まあ、こういう図式はあまりも雑駁で、要路にいる人たちはとても乗れるような議論ではないが、話を簡単にするためにはたまにはこういう図式を当て嵌めて日本の将来を考えることも無駄ではないだろう。

軍事的に日本の自立と軍事力の強化を促しているのは中国政府だ、と言えば、少しは中国政府も考え直すかも知れない、と思ってこんな物言いをしてみた。

私は、日本がこれ以上軍事強国への道を歩むことに反対する。
このまま推移すると、日本は止めどもない軍拡競争の渦中に巻き込まれてしまう虞がある。

立ち止まるとしたら、早い方がいい。
集団的自衛権論議をどんどん煮詰めていくと、最後は日本独自の防衛力の強化に辿り着くはずである。

戦争を知らない世代の人たちがいずれは日本の政治の舵取りをすることになる。
戦争を知らない人たちがいざという事態に遭遇した時にどんな判断をするか。
それが、まったく分からない。
歯止めを失った車が坂道に差し掛かってどういう動きをするか。
下り坂だったら、どんどんスピードを上げて下っていくはずだ。
上り坂でも、いつかは後ろにズルズルと下がっていく。
ブレーキが利かなくなった車は、実に危ない。
いくらハンドル捌きが巧みでも、いつかは事故を起こす。

周辺の国々を挑発するのを止めよ。

中国政府の方々や中国の軍関係者の方々に申し上げておきたい。

弁護士早川忠孝の雑来帳「ザッツライッ」

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