救急救命士法44条2項の削除を実現するために4万4200個のいいね!を募集 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

442ではない。
4万4200個のいいね!がどうしても欲しい。

救急救命士法44条2項が救急救命士の活動の制約となっている。
救急車の中でしか救急救命士が仕事が出来ないとなると、救急救命士は救急救命士の仕事をするためには消防署の職員になるしか道がない、ということになる。

消防署の職員になってから救急救命士の国家試験に合格して救急救命士になる人もいる。
救急救命士の育成のために毎年一人当たり数百万の公費が拠出されているという。

救急救命士が救急車の中でしか救急救命士としての活動が出来ないということになると、定年になって消防署の職員を辞めた人はその時点で救急救命士としての仕事が出来なくなる、という理屈になる。

そんな馬鹿な、と皆さん思われるだろうが、そんな馬鹿なことが救急救命士の世界ではこれまで罷り通ってきたのだ。

厚生労働省の人たちは、そういう馬鹿な制度をそのまま見過ごして今日まで来たようだ。
まあ、出来るだけ面倒なことはしない、当たり障りなく、言われたことだけやって大過なく自分のポストを務め上げられたらいい、というのが習性だから、誰からも強く言われなかったからついそのままにしていたのだろう。

救急救命士制度のことに関心のある国会議員は少なかったから、これまで本気でこの問題に取り組む人がいなかった。
何の利権もない世界だから、誰も声を上げない。
消防にいる救急救命士の皆さんは公務員だから声が上げられない。
そもそも消防職員は警察官と同様に団結権等が認められていないから、救急救命士として集団で声を上げることもない。

誰も声を上げないから、愚かな仕組みが何年もそのまま殆ど手付かずで続いている。
マスコミは殆ど勉強しないから、こういうおかしな仕組みの問題点を取り上げない。
みんなが沈黙を続けている中で、喘ぎながら救急救命士の仕事を黙々と続けている人たちが沢山いることを知った。

明らかに不合理極まりない制約条件の中で病院で救急救命士として仕事をしている病院救急救命士の方が500人を超えるようになっている。
東京マラソンやスカイツリーで救護の業務を担っている救急救命士もいる。

病院内の救急救命士の存在ははじめから厚生労働省が認めていたのだが、救急救命士制度の所管が総務省と厚生労働省の共管だったことから、もっぱら消防の救急救命士を念頭に具体的制度設計が進められており、病院救急救命士や民間救急救命士の存在や役割が救急救命士制度の片隅に追いやられていたと言わざるを得ない。

今や救急救命士は4万5000人を超えている。
しかも、毎年2000人以上の新たな救急救命士が誕生していると言われている。

救急救命士が救急車の中でしか救急救命士の仕事が出来ない、というのは現時点では明らかに社会的相当性を欠く、不合理で違憲・不当な制約だ、というのが私の見解である。

やはり救急救命士法44条2項は速やかに削除すべきである。
4万4500人以上救急救命士がいるのだから、少なくとも救急救命士の皆さんは声を上げるべきだ。

救急救命士法44条2項の削除を求める救急救命士は、救急救命士法の44条2項の削除を高らかに掲げた私のこの記事に、いいね!を送っていただきたい。

442程度では足りない。
4万4200個のいいね!が集まったら、救急救命士法の改正が視野に入ってくる。
よろしく。

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