今更、戦後生まれの私たちが戦争責任問題を蒸し返しても何の役にも立たないのだが、国の指導者たらんとする人たちには国を誤らせないようにするための大変な責任がある、ということを強調しておきたい。
その覚悟も能力もない人には、国家の指導者たらんとする野望などは抱いて欲しくない。
絶対に国を誤らせないようにして欲しい。
一人一人の国会議員へのお願いである。
とりあえず、この一言だけ書いておく。
国の首都である東京の知事になろうとする人も、同じである。
真剣味と、人間としての誠実さを欠いた人は見たくない。
誰がどうだと言うわけではないが、覚悟が中途半端なような気がする。
田母神氏に一定の人気が集まるのは、多分そこが他の人たちと一味違うからであろう。
確固たる国家観の持ち主かどうか、という観点だけから見れば、田母神氏に一日の長がありそうだ。
もっとも、だからと言って田母神氏が都知事に最適任だということではない。
覚悟はあっても、本当に都政を司る能力があるかどうかは、まったく別物である。
靖国再考というテーマでそろそろ国の指導者の戦争責任問題を取り上げようとして思ったが、今はどうしても都知事選挙の話になってしまう。
悪しからず。
弁護士早川忠孝の雑来帳「ザッツライッ」

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