本年5月に発足した民間有識者会議だが、実に充実した審議が行われてきたと思う。
おそらくこの分野に関しては最高の権威者が一堂に会しての提言だから、日本の救護救急体制の整備を進めるうえでの大事な指針になるだろう。
よくぞ纏まった、と言うべきである。
ようぞこれだけの人を集めた、と言うべきである。
幹事を務められた国士舘大学大学院救急救命システム研究科の田中秀治教授や事務方のご苦労に心から御礼を申し上げたい。
この提言を厚生労働大臣や総務大臣さらには官邸に届けるとともに、国会議員の皆さんの理解と協力を得て、まさに政・官・民の総力を結集して必要な制度改正に繋げていくのが、これからの私たちの大事な仕事になる。
世論の支えがなければ、簡単にはなし得ることではない。
しかし、この提言に反対だという人は少ないはずである。
極めて当たり前のことを言うだけの民間有識者会議の提言だと受け止めていただければ幸いだ。
提言書の詳細については、次回発行の私のメルマガでご紹介させていただくが、まずは救急救命士法の改正が焦眉の急となっている。
全国の救急救命士の皆さんが、私たちの提言を支持してくれるのを期待している。
延び延びとなっていたが、ようやく「救急救命士法の新解釈」という教科書も来年2月ごろには出版される目途が付いた。
歯を喰いしばって年内に入稿しよう、と堅い決意を田中教授が披歴された。
忙しい方が歯を喰いしばってやると宣言した時は、必ず物事は仕上がるものだ。
そういう信頼できる仲間と、今、私は楽しく仕事をさせていただいている。
ありがたいことである。
弁護士早川忠孝の雑来帳「ザッツライッ」
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