衆参で与党が多数を占めているのだから、政府与党がどんなことがあっても通さなければならないと決めた法律は通る。
自民党の特定秘密保護法案策定及び法案審査のための調査会長に町村信孝氏を選任し、内閣の担当大臣に森雅子参議院議員、内閣における実際の法案の作成実務担当責任者に磯崎陽輔参議院議員を配したところで安倍内閣の本気度が窺われた。
法案の成立が確実な状況の中で、どれだけ野党や国民世論の声を反映したよりよい法案に出来るか、が鍵だった。
みんなの党の修正要求が中途半端だったので残念ながら内閣が提出した政府原案の修正もずいぶんお座なりなものになってしまった。
維新の粘りでかなり踏み込んだ修正案にはなったが、しかし修正案についての国会審議が不十分だったので結局出来上がった特定秘密保護法は国民の世論にはそぐわないものになってしまった。
現在の政治状況を考えると一連の経過は止むを得ないのだが、しかし私は不満足である。
私のかつての仲間が司司で頑張っているから、最後はそれなりの修正案になるだろうと期待し、一切雑音になるようなことは言わないようにしてきたが、私はこの修正可決された特定秘密保護法には反対である。
その理由については、改めて私のメルマガで述べることにする。
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