戦前には日本人の慰安婦はいても、韓国人の従軍慰安婦はいなかったはず | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

韓国の人たちは、日本人が韓国人女性を強制的に拉致して従軍慰安婦にした、と依然として日本に強い敵愾心を持っているようだが、私はどうも皆さんに錯覚と事実誤認があるように思えてならない。

いわゆる大東亜戦争の期間中に登場する慰安婦は、すべて当時の日本人であった。
朝鮮半島出身の女性もいたが、それらの女性は朝鮮系ではあるが、生まれたときから日本人であり、日本人として教育を受けていた。
そういう基本的な事実がどこかに飛んで行って、如何にも日本が朝鮮半島の女性を力づくで連れ出して慰安婦に仕立て上げた、というイメージが先行している。

日本本土の女性でも貧しさからこうした醜業につかざるを得なかった女性が少なからずいたはずで、何も朝鮮半島出身者だけが慰安婦になったわけではないはずだ。

韓国人慰安婦なる慰安婦はいなかったはずである、というのが私の認識である。

しかし、今はこうした歴史的事実を無視して韓国人従軍慰安婦問題が語られている。
どうもおかしい。

靖国にも朝鮮半島出身の将校が祀られている。
知覧でも朝鮮半島出身の特攻隊員の遺書が展示されている。
サンフランシスコ平和条約の発効に合わせて朝鮮半島出身の母親を持つ朝鮮系の人は日本人ではないことにされてしまったが、朝鮮半島の出身者も昭和27年4月28日までは日本人だったのである。

1910年に日本が韓国を併合したことは、歴史的事実として習っている。
しかし、それがどういうことなのか実感をもって語ることは、当事者ではない私たちには難しい。

日本に併合された朝鮮半島の人たちが当時どういう思いを抱いていたかについては皆さんに調べていただきたいが、私は、朝鮮半島の統治にあたった当時の日本人は、朝鮮半島の人々を全面的に日本人として受け容れ、その教化に努めていたはずだと思っている。
民族の自決を求める人たちからは決して受け容れられないだろうが、基本的に日本は朝鮮半島の人たちを日本に同化させることに意を用いていたはずだ。

40年にわたって日本人であった朝鮮半島の人たちが、いつから自分たちは韓国人、あるいは朝鮮人だと意識するようになったのか。
40年にわたって日本人であった朝鮮半島の慰安婦の人たちが、いつから自分たちは日本の軍人から強制的に連れ出され、韓国人従軍慰安婦として醜業に就かされたと思うようになったのか。

そういう辺りのことをよく調べる必要がある。

どこかおかしい。
この際、私たちは本当のことを知っておいた方がいい。