大沼氏とは大学で一緒だった。
自治省の入省予定者には確か大沼氏の名前もあったようだが、大学に残ることにしたようだ。
大沼氏のいう護憲的改憲論と私の護憲的改憲論に違いがあっても気にされることはない。
憲法について語るときは百人百様。
ご自分の憲法観で語られればいい。
私の提起する問題には多分正解はない。
当たらずとも遠からず、ぐらいなところで折り合いを付けていただけばいい。
誰も採点はしない。
もし採点するとしたら、自分自身である。
自分なりに納得できるかどうか。
目から鱗、のような覚醒を味わうことが出来るかどうか。
そんなあたりを目印にして意見交換に参加されればいい。
文献調査が得意な方や議論の整理が巧みな方が意見交換に参加されている。
大変ありがたいことである。
結論は人によって違うだろうが、それぞれの意見がどのあたりに位置しているかが分かるのがありがたい。
それだけで意見の相対化が出来る。
場合によっては論理の不整合性や立ち位置の揺らぎなどが明らかになることもある。
皆さんの議論は実に面白い。
罵倒合戦も時には眠気覚ましにはなる。
しかし、読むのが辛くなるような程度までには行かないよう、品よくやっていただきたい。
憲法でこんなに熱くなれる人が集まっているのだから、ここも白熱学校の一つにはなる。