さて、後期高齢者という概念はどうなったか | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

自分の実年齢に合わせていくために、今回は髪を染めるのを止めてみた。

若い人と張り合うためには、それなりに自分の外見も若くしておかなければならないと思ってきたが、やはり自然でいい、と思うことにした。
幸い髪の毛はまだ多い。

染めなかったためにあちこちに斑模様の白髪が見えるのが気にはなるが、いずれ慣れるだろうと思っている。

朝のラジオ体操でいつも一緒になるメンバーは、いずれも70歳を超えておられる。
自然と年齢や健康のことが話題になる。
75歳になられた方から、自分が後期高齢者だと言われてもピンとこない、という話があった。
確かに私から見ても、この方は一応高齢者に分類されるだろうが、高齢者の中の若手である。

後期高齢者っていつからだろうか、という話になった。
如何にもお年寄り風の方もおられるが、毎朝ラジオ体操の会場に集まってこられる方は、大体背筋が伸びて、しかも手足を目一杯伸ばして体操が出来る人たちばかりだから、こういう方々を後期高齢者と言うのはおかしな感じがする。

皆さん、大体実年齢から10歳から20歳若い印象である。
85歳の方は65歳くらい。
75歳の方はやっと60歳くらいだろうか。

やはり後期高齢者という言葉はよくない。
歳は、とればとるほど個人差が大きくなる。
熟期高齢者や中期高齢者はあってもいいが、75歳くらいで後期高齢者とは言われたくない、というのが私の仲間の偽らざる声である。

ちなみに私は、自分のことを言う時には中年、壮年だと言ってしまう。

私の姿を見て座席を譲ろうなどとする人は、まだ一人もいない。
いや、杖を持ったお年寄りや如何にも不自由そうな人を見て一番先に席を立つのが、私である。
この前などは鴬谷で電車の扉が開いて駅のプラットホームに転がり出た泥酔者がいたが、座席を蹴ってホームに飛び出したのは私一人である。