生徒自ら調べるべし | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

私の高校時代の数学の教師は、偉かった。

分からないことを聞こうとしても、生徒自ら調べるべし、と言って絶対に答えようとしない。
問題によっては教師でも答えが出せないものもあったとは思うが、なんでもすぐ正解を知ろうとする生徒たちに物を考えさせる癖を付けるのには答えないのが一番いい。

私などは人に物を聞くのが苦手なタイプだったから、何でも自分で調べて自分なりの答えを出すようになってしまった。
正解かどうか無頓着で過ごしてきたから間違いも相当あっただろうが、それでも大過なく今日までやってきた。

小選挙区制度選挙違憲無効論に基づいて選挙無効の裁判を起こしても裁判所は選挙無効の判決を出さないと書いたことに対して、その理由を説明せよ、という趣旨のコメントが寄せられていた。

何か応答しようかと思ったが、考え直した。

こういうことはみんなで考えるのがいい。
私のブログの読者は生徒でも何でもないが、ここはあえて私の西高時代の数学教師を気取って、生徒自ら調べるべし、と言っておこう。

生徒自ら調べるべし。
いい言葉だ。

答えにくい質問が来たら、とりあえずこうやって逃げるに限る。