民主は駄目、ということはほぼ全国的に定着してきたようだが、東北や北関東では国民の生活が第一がそれなりに健闘しているようだったのが意外だった。
小沢氏の政治力なのか、それとも小沢氏と行動を共にしたそれぞれの国会議員の個人的魅力なのかは分からないが、国民の生活が第一はそう侮れない存在である。
現時点における選挙情勢に対するマスコミの分析は、あまり当てにしない方がいい。
民主党に勢いがないことは、どこを見ても民主党の旗を堂々と掲げている人がいないことから分かる。
なにしろ新人で民主党から名乗りを上げる人がいない。
民主党の現職議員は、皆、守りに入っているからとても今の不人気をひっくり返すことは出来ない。
国民の生活が第一は、とにもかくにも野田政権批判を展開し積極攻勢に出ているからポスターもしっかりしている。
民主党に止まっている時代よりも遥かに元気である。
今朝は田端からタクシーで5分程度の地域を経巡って、自民党の松島みどり前衆議院議員のポスターと国民の生活が第一の現職議員のポスターが所狭しと張り巡らされ互いに覇を競い合っている状況を観察してきた。
ここでは自民党と国民の生活が第一の争いで、自民党と民主党の二大政党の対決にはならないようだ。
こういう地域に第三極が入る余地があるかどうか探ってみたが、今のところどうもなさそうだというのが結論である。
国民の生活が第一が民主党の上を行く可能性もある、ということだ。
私の選挙の先読みは当たらないというのが相場になってきたから、あくまでこんな見方も出来るという程度に受け止めてもらいたいが、何が起きるのか分からないのが選挙である。
自民党ももう楽勝だなどと甘く見ていると大やけどをする可能性もある。
ご用心、ご用心。