今日は、飯田橋から靖国神社に向かった。
1年余りだったと思うが、私も九段の宿舎に住んだことがある。
今は議員宿舎は取り壊され、広大な空き地が広がっているだけである。
門のところに守衛が立っていた。
九段の議員宿舎跡に一礼した後、靖国神社に向かった。
もう17年もの昔になるのですっかり忘れていたが、家人の話では、私が初めて自民党の衆議院議員選挙の候補者に選ばれた時に、私は家人とともに衣服を革めて靖国神社に参拝したということだ。
いよいよ国政に挑戦する、ということで、それだけ気分が高揚し、かつ敬虔な思いに捉われたということだ。
あれから17年になる。
靖国に向き合う今の私の心情はちょっと複雑である。
17年前ほどには、純心ではない。
心の底に靖国を少々疎ましく思う気持ちが芽生えている。
国を誤まらせた国の指導者に対する怒りの気持ちが強くなっている。
私は、今や多分骨の髄までの平和主義者になっている。
8月15日の終戦記念日を、本当の意味での終戦祈念の日にしたいと思っている。
絶対に子どもたちや孫たちの世代にあの戦争の惨禍を再び味あわせるようなことはしてはならない。
そう、思っている。