日刊ゲンダイが6月15日に野田内閣の破局を予想する記事を書いていた。
日刊ゲンダイは、あえて極論を大見出しで書いてとりあえず夕刊紙が売れればいい、という編集方針のようだから、大抵その見通しは当たらない。
夕刊フジと日刊ゲンダイのチラシを見比べるが、日刊ゲンダイの方は反野田・親小沢に凝り固まっていて面白いが、当たらない。
政局に関しては、日刊ゲンダイの煽り記事の真逆を読むといい、というのが私の結論である。
週刊誌に9月に民主・自民の大連立内閣が発足する、という森元総理の予言が載っていたが、どうもこちらの読みの方が正しいようだ。
森元総理がそういう発言をしていたということは、森元総理がそれを望んでいるという証拠である。
今の自民党では森元総理の発言は大きい。
いくら山本一太氏が衆議院の解散・総選挙を訴えても、谷垣執行部はそこまでは踏み込まない。
こういう時には、無派閥の人の声は殆ど政局を動かさない。
派閥の領袖クラスの人たちの間で阿吽の呼吸で合意が形成されると、段々そっちの方向に流れるようになっている。
毎週木曜日の昼に行われる各派閥の昼食会での派閥領袖の話が皆同じ方向を向いてしまえば、もう流れは変えられない。
自民党がどうするかは今週の木曜日、6月7日に分かる。
今日、明日の2日間の間に各派閥の事務総長クラスの人たちの間に格別の動きがなければ、何もないということだ。
衆議院の解散・総選挙を視野に入れてるのであれば、6月7日の前に事務総長会議が開かれるはずだ。
私は、何もない。
淡々と進むであろう、と予測している。
まだ、その時に非ず、というのが私の考えである。
派閥の領袖クラスの人は皆、そう考えているはずだ。
6月15日の衆議院本会議での採決に向けて、永田町はすべて事もなし。
日刊ゲンダイの読みとは、真逆である。
さて、どうなるか。