心が折れそうになったときにこそ必要なのが本当の弁護士 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

「失望しないために、期待しない。」
これが一番の秘訣である。

最悪に備えるのが、最強の弁護人である。

物事はそうそう都合よくはいかないものだ、ということを知っていれば自ずから備えが出来る。
周到な人はどこか醒めているものである。
醒めていて、実は暖かいのが、本当の弁護士。

私は努めてそうなろうと努力している。
余計な口出しはしないが、助けを求められたら出来るだけの手を尽くす。
そのための才覚だけは磨こうと思っている。

人は私をお人好しだと看做すだろうが、必ずしも計算なしのお人好しではない。
いつもそれなりに計算はしている。
お人好しだが、「人が悪い」などと言われればそのとおり。
分かっていてわざと逆のことを言ってみて反応を探ることもある。
勿論、分かっていて分からない振りをすることもある。

そういう意味では必ずしも人は善くないかも知れないが、困った人の助けにはなろうとするから、まあお人好しではある。

今、心が一番折れそうなのが小沢氏だろうと思う。

神仏に祈っても他人をそう簡単に動かせるものではない。
今、本当に頼りにすることが出来る弁護士を必要としているのは小沢氏に違いない。
今、本当に頼りにすることが出来る仲間を必要としているのは小沢氏に違いない。

頼りにすべき仲間や頼りにすべき弁護士がいるのかいないのか。
私の見るところ、小沢氏は頼られることがあっても、自分が頼るべき人をまだ得ていないように思う。

追従は役に立たない。
同情もいらない。

今一番役に立つのは、物事を正確に見極め、歩むべき道筋を示し、かつどんな状況になっても自分から離れないで温かく自分に寄り添ってくれる人である。

私は、起き上がり小法師になるための訓練を続けてきたから、どんな姿勢からでも立ち上がることが出来る。

逆境は、人を鍛える。
逆境にある時に逆境を跳ね返していくためには、まずは何かに打ち込むことである。
自分が無心になれることを早く見つけることだ。
それも、なるべく簡単なことが良い。
それも、なるべく目に見えるようなものがいい。

(様々な苦難を乗り越えてきた私からの小沢氏に対するメッセージのつもりだったが、まあ余計なお世話と言われそうだから、ごく一般論として申し上げておく。)