ここまで来たらジタバタしないことだ。
粛々と審判を受けることである。
この裁判は、国民が裁く。
国民が起訴をして、国民が裁く。
起訴を決定したのは国民の代表である検察審査会であり、起訴状を書いて裁判所に提出したのは裁判所が選任した指定弁護士である。
判決を出すのは裁判所だが、この裁判所は国民を代表する裁判所である。
裁判所は国民を代表して小沢裁判に対する判決を言い渡す。
裁判の拠り所は法と証拠であり、裁判所は法と良心に基づいて判決を言い渡す。
小沢裁判は様々に論難する声が上がっているが、裁判は極めて厳粛なものである。
どういう結果であろうと、居住まいを正してこれを受け容れるのがいい。
小沢氏を支持する人たちが昨日衆参議長に対して検察審査会の実態調査の申し出をしたというニュースが報道されていたが、こんなものは判決言渡しの直前にやるものではない。
何かやりましたという格好つけだけで、現実には判決の言い渡しまでに何も起こらない。何も起こせない。
小沢氏のご機嫌取りのためのパフォーマンスの一種なのだろうが、ちょっと軽すぎる。
こういう時は、粛々と審判を待つに限る。
判決前夜の明日は、布団を被って終日寝ていることだ。
参考:時事通信配信記事
「■検察審の実態調査を=小沢系が衆参議長に要請
(WSJ 2012年 4月23日17:26)
http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_431456
民主党の小沢一郎元代表に近い東祥三前内閣府副大臣らは23日、衆参両院議長に対し、元代表の強制起訴を決めた検察審査会の実態を調査するため両院法務委員会の秘密会を開催するよう、文書で要請した。元代表の政治資金規正法違反事件は26日に東京地裁で判決が言い渡される。その直前に議員がこうした要請を行うのは異例だ。
東氏ら衆院議員7人は23日、衆院議長公邸で横路孝弘議長に申し入れ。横路議長は「議院運営委員会に伝える」と述べた。一方、森裕子前文部科学副大臣ら参院議員5人は国会内で平田健二参院議長に文書を提出した。文書には衆院95人、参院36人分の署名がそれぞれ添えられ、民主党のほか、新党きづな、社民党、新党大地・真民主の議員も含まれる。
文書では、検察審査会の起訴議決による強制起訴に関し「強大な行政権の行使について誰も責任を負わない」と指摘。非公開である検察審査会を調査するには、秘密会の開催以外に方法がないとしている。国会法によると、決議により、各委員会を非公開形式の秘密会とすることができる。
[時事通信社]」