判官びいき | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

私は、政策面では折り合わないが、人間的には亀井氏の方が波長が合う。
数では負けたが、最終的に勝ち残るのは亀井氏の方だろうと踏んでいる。

それにしても亀井氏は実にあっさりしたものだ。
もう国民新党を離党したのだから、見切りが早い。

負けるが勝ち、という言葉があるが、下手な小細工はしないでさっさと離党することにしたのは偉いものだ。

日本人は判官びいきのところがある。
次の衆議院選挙に限って言えば、亀井氏の当選はこれで決まったようなものだ。
造反した6人が束になってかかっても亀井氏一人の人気には勝てない。
自見氏などは、おそらく田中直紀氏と同様、野田内閣の人気を落とすだけの役回りになるはずだ。

亀井氏が国民新党を離党したのは、やはり石原・平沼新党への合流問題が根っこにあるからだろう。
少なくとも平沼氏は国民新党を離党した亀井氏を袖にするような不人情な人ではないから、必ず手を差し伸べるはずだ。
今の状態で平沼氏が亀井氏に手を差し伸べれば、平沼氏の男が上がる。
平沼氏の当選もこれで間違いない。

案外、たちあがれの人気が上がるかも知れない。

若い人にはどう映るか分からないが、浪花節が好きな年寄りには亀井氏のような、ある意味の潔さは結構受けるものだ。
今週の世論調査が楽しみである。