大阪維新の会も今が正念場。そろそろ新しい花火を打ち上げないと尻すぼみになる | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

大阪ではどうだか知らないが、東京では早、維新の会のブームが消え去りかけているような気がする。

橋下氏の船中八策まがいの維新八策が維新政治塾の単なる勉強テーマ程度で、まだ政党としての政策にまでは高まっていなかった、というのがちょっと失敗だったようだ。

内部から不協和音が聞こえるようになったら賛同者が引いてしまう。
名古屋の河村市長の減税日本が分裂騒ぎを起こしているというニュースが駆け巡っただけでもはや河村政治塾が大した役割を果たせないことが見えてきた。

目下のところ大阪維新の会ぐらいしか国民の期待に応えられそうな新しい政治団体はないのだから、よほど慎重に構えてもらわなければならない。
これからいよいよ政治塾を開講するというのに、この程度で息切れしていてはいけない。
早く現職の国会議員を仲間に入れて国政を目指す本格的な政党に衣替えすることである。
政策的に一致できるのであれば、みんなの党と合体し、新しい政党を立ち上げればいい。

4月中に仕上げることである。
4月中に新党設立の動きが表面化すれば、小沢問題など過去のことになる。

仕掛けを誤らないことである。
アドバルーンは大きければ大きいほどいい。
花火は大きければ大きいほどいい。
あちこちで蠢いている有象無象を吹き飛ばすほどの強烈な爆弾をそろそろ爆発させてもいい頃である。

さて、橋下氏が助言を仰いでいると言われている堺屋太一氏の政策提言はどうも現実味にかけている。少なくとも宮武氏にボロクソ言われない程度にはしておいてもらわないと、応援団が太鼓を叩くことも笛を吹いて踊ることも出来ない。
どんなに優れた人も老いる。
面と向かってそんな失礼なことを言う人は少ないだろうが、堺屋太一氏には往年の切れが見られないように思う。
思い切って若いブレーンを登用することだ。

探せば、いる。
そう信じて、探すことだ。

橋下氏は大阪市政のことだけを考えていればいい。まずは市政立て直しの実績を上げるべきだ、などという俗論が出されるが、なあにこの際遠慮することはない。

多くの国民が橋下氏に何を期待しているか、ということを虚心に見詰めればいい。
自分の果たすべき役割の見極めがついたら、もう迷わないで一心不乱にその道を歩めばいい。

24日の政治塾の開講式で小さな花火を打ち上げる程度で満足していてはならない。
24日が新たな政治活動へのスタートラインと思い決めて、24日から次に向けての新たな具体的行動をスタートさせればいい。

毎日が日曜日みたいな今の国会や国会議員を震い上がらせるような強烈な動きをするとすれば、今である。

私は、そう考えているが如何か。