死者を悼み、生者を慈しむ | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

明日、3・11を迎える。
あれから1年になる。
思い出したくはないが、忘れてはならない一日である。

様々な映像と向き合わざるを得ないが、余りにも悲惨な映像からは目を逸らしたくなる。

映画のワンシーンのように自分には直接関わりの無いものとして受け入れることが出来れば正視出来るかも知れないが、被災して亡くなった方々と縁を結び、あるいは被災地と関わりがある人々にとっては涙無くしては見れない映像だろうと思う。

私は、既に被災地と縁を結んだ。
明日の3月11日は、ひたすら死者を悼む日として静かに過ごしたい。
そして、3月11日からは、ひたすら生者を慈しむという事業にまい進していきたい。

昨日、池袋の新文芸座で「はだしのゲン」という映画を観てきた。

踏まれても踏まれても決してめげない、麦のようになれ。

原作者の中沢氏が父親から聞かされた言葉のようである。

中沢氏は、はだしのゲンの「ゲン」は元気の元だと言っている。
元気を出さないと被爆者は死んでしまうんですよ。
インタビューに答えて中沢氏は、そう言っていた。

生きて、生きて、生き抜くんだ。
中沢氏の言葉である。

東日本大震災の被災者の皆さんにもこのメッセージを届けたい。

生きて、生きて、生き抜くんだ。