3連休返上で震災関連法案の審議をしなかった国会の過誤 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

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弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

国会の日程をずっとウォッチされていた方から重要な指摘があった。

この3連休を国会議員はどうやって過ごしていたのか。
被災地の復旧・復興を急いでいるのなら、衆議院も参議院も休日返上で必要な法案の審議をすべきだったのではないか。

今は、通常国会の会期中である。
会期が70日間延長されたと言っても、最初の2週間程度は国会審議が空転していた。
しかも、まだ新任大臣の所信表明やその所信に対する質疑も行われていない。

カレンダーどおりに国会が動いている。
これでいいのか。

まったく緊迫感、緊張感を欠いた国会になっている。
第一次補正予算の審議は休日返上でやったと言うのに、この体たらくは何だろう。
これでいいのか。

誰もこのことを指摘していなかった。
マスコミもそういう視点からの批判はしていない。

国会というものを知っていなければうっかり見過ごしてしまうようなことだが、国会議員が3連休を取ってこの間何をしていたかは、厳しく問われるべきである。
被災者の方々のことを考えれば、国会は一日も休むべきではなかった。
私は、そう思っている。

この3連休やその前後に被災地に赴いた国会議員は何人いたのだろうか。
国民の代表者は、どこに行ったのだろうか。