一昨日の民主党大会に小沢氏の姿がなかった、というのは決定的な出来事である。
両院議員総会でも目を瞑って座っているだけだった、ということで小沢氏が徐々に窮地に追い込まれてきた様子が伝わってくる。
小沢氏も機を逸した。
いまさら政治倫理審査会の出席申し出もないものだが、昨日文書で国会開会後に政治倫理審査会に出席する旨の申し出をしたようだ。
見事に、打つ手なしの状態に陥っている。
何かやるんじゃないか、と思われている時が花で、何もやれないんだ、と分かった瞬間に人心は離れていく。
これからは、ご自分の刑事事件に専心されるのがいい。
これから小沢軍団を再構築しようとしても、衆議院の解散・総選挙が近くなれば若い人たちは小沢氏の近くには近づかなくなる。
菅氏が民主党の代表として党の資金を思う存分使う気持ちを固めたようだから、小沢氏一個人がいくら頑張っても党には敵わない。
あの藤井元財務大臣を官房副長官に配したのが、今回の改造内閣の最大の目玉になるだろう。
与謝野氏の登用は筋悪だが、藤井氏の登用は大正解である。
小沢氏にとっては、これからの戦いは実に虚しいものになる。
小沢氏は、出来るだけ綺麗に自分の引き際を飾られたらいい。