一日も早い衆議院の解散・総選挙を待ち望んでいるのは、皆さんだけではない。
しかし、次への備えが出来ていないのに闇雲に選挙になだれ込んで、国政がますます混乱することは困る。
次の衆議院選挙でまた同じような結果になり、不毛な対立が続くのでは巨額の国費を投じて国民の審判を受ける意味がない。
無駄になるのだったら、止めるべきである。
今優先すべきなのは、小沢問題を解決することである。
この癌を取り除かない限り、日本の政治は健康体にはならない。
幸い、今はこの癌も小さくなり始めている。
痛みはあるだろうが、断固やるべし。
傷口は大きいかも知れないが、誰も死ぬようなことはない。
このチャンスは、二度と来ないかも知れない。
たちあがれ日本は、今の段階での連立の話は断ることになる。
これはこれで当然の流れである。
しかし、早い時期での衆議院の解散・総選挙を約束しての連立入りだったら、断ることはない。
私は、そう思っている。
たちあがれ日本の国会議員はそれぞれに確かな見識の持ち主である。
誰でも役に立つことは出来る。
政界再編の魁になる覚悟があるのだったら、少々の批判は甘受しても政権の中枢に入ればいい。
たちあがれ日本の方々が役に立てるとしても、せいぜいあと1、2年である。
単なる評論家や不平分子に終わるよりも、政権に入って少しでも日本の国をいい方向に動かすために力を奮えばいいではないか。
今回の連立話は与謝野氏の勇み足だろうが、早期の衆議院の解散・総選挙を射程距離においての話だったら、決して悪い話ではない。
菅氏はともかく、岡田氏が前向きだった、というのはいい兆候だ。
一旦出直して、今度は園田氏と岡田氏とで話を詰めればいい。
自民党の石原幹事長や石破政調会長などとも定期的に協議する場を設ければいい。
次代を担うはずの保守の政治家の間で、10年先を見据えた本格的なシナリオを描いて欲しいものだ。
そういうシナリオが出来上がったら、いつ衆議院の解散・総選挙になってもいい。